2026
2026年を迎えて
2026年の新春を迎え、皆様におかれましては、穏やかな年明けをお迎えのことと存じます。昨年を振り返りながら、本年の取り組みについて記載したいと思います。
昨年2025年は、10月に甲府において第153回日本薬理学会関東部会を無事に開催することができました。本会は、「参加者同士の距離が近い」「手作り感のある」地方部会本来の姿に立ち返ることを目指し、学会運営会社(PCO)をあえて用いず、教室員のみで運営する形を選択しました。サイエンスとしても、また一つのイベントとしても、主催者としては大変充実した学会であったと自己評価しております。一方で、その分、教室員の皆さんには多大な負担をおかけしてしまいました。この場を借りて、心より御礼とお詫びを申し上げます。改めて、教室の皆さんの献身的な協力に、深く感謝いたします。
一方、大学運営の面では、昨年は7年に一度の「医学教育分野別評価」の年でもありました。事務部門の皆さん、教育分野の先生方と1年以上にわたり準備を重ね、万全の体制で臨みましたが、普段サイエンスで使い慣れた言葉や考え方とは異なる評価の枠組みに戸惑う場面も多く、皆さんのお力添えをいただきながら何とか受審を終えることができました。課題は残りましたが、大きな山は越えられたのではないかと思っております。まずは一安心、というところです。
さて、本年2026年は午年、しかも60年に一度の丙午にあたります。午年は古来より、「前へ進む力」「変化を恐れず挑戦する年」とされてきました。歴史を振り返っても、午年は社会が大きな課題に直面する一方で、その後の時代を支える新たな基盤が築かれてきた年であったことが少なくありません。丙午には迷信的な側面も語られますが、むしろ前進する力、変革する力がより強い年と捉えることもできると思います。
大学を取り巻く環境は、研究、教育、さらには大学病院経営を含め、依然として厳しい状況にあります。しかし、「人間万事塞翁が馬」という言葉が示すように、現在の困難も、将来の大きな飛躍につながる前兆であるのかもしれません。現状を前向きに受け止め、日々の研究・教育に粛々と取り組み、次なる発展へとつなげていきたいと考えています。
本年は、当研究室を開設して20年目という大きな節目の年でもあります。振り返ればあっという間でした。昨年のこの挨拶では、「何をやるべきか」ではなく、「何をやめ、何に集中すべきか」を考える時期であると記しました。新たに挑戦したいことは次々と生まれますが、引き続き、真に注力すべきテーマを見極めていきたいと思います。
また、地域中核研究拠点として整備していただいたGLIAセンターも、いよいよ本格稼働に向けた準備段階に入りました。ここを新たな起点として、本年も馬車馬のごとく走り抜ける所存です。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。