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ご挨拶

2012

 山梨大学に着任して丸5年が過ぎ、6年目を迎えました。
10年ひと昔と言いますから、半昔を経たことになり、山梨発の オリジナリティーの高い仕事を発信せねば、と日々格闘している ところです。

 悩、特にグリア細胞の機能を大きな柱として研究を展開してきましたが 他の柱の一つにATPとその受容体(P2受容体)機能があります。
両者は密に関係していますので、両者を並行して行ってきたのですが 後者は殆どすべての組織・細胞でも重要なシグナルです。
従って、ここ何年かで、脳以外の専門家(泌尿器、免疫、皮膚、解剖、 整形等々)とも密な交流が始まった事が、私の中では非常に大きな成果 であり、また財産でもあります。

これは講座間の垣根が低い本学の特徴でもあると思っています。
もちろんグリア細胞と脳が一番好きなのですが、他器官、組織から見た 悩・グリア細胞はまた新鮮で、これまで以上におもしろく感じているところ です。

これらの交流で得られた成果を、しっかりとした形で発信する予定です。

2012年3月

 

山梨大学大学院総合研究部医学域薬理 / 山梨大学医学部薬理  薬理学講座 教授 小泉 修一

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