2025
2025年を迎えて
新年早々、地元スキー場でスピードを出しすぎ、大転倒して肋骨を折りました。謙虚になること(大して上手くないので謙虚に滑らなければいけないこと)、年齢を認識すること(もう昔のようには滑れない)の重要性を学びました。しかし、人生初の骨折というめったに起きないことが起きたので、何か今年は当たり年ではないかと感じ、痛いのは参っていますが実は本件をポジティブにとらえております。また、年明けすぐに「ムーンショット」(樋口班)のキックオフミーティングが開催されましたが、その陣容も内容も素晴らしく、こちらにおいても本年は当たりだと思いました。さらに昨年から活動が始まったASPIREが本年から本格化しますが、こちらもまた素晴らしいチーム構成で、大当たりです。本年は、これらの素晴らしい当たりの運気やリソースを最大限に活かし、魅力的な成果を発信していきたいと思います。また一方で、5年間活動してきた「グリアデコード」(学術変革A:岡部班)が終了します。こちらも素晴らしい班でした。最後のまとめをきちんと行い、今後に繋がるようにしたいと思います。
昨年は、第二の故郷ともいえる福岡で、NEURO2024(神経科学、神経化学、生物精神医学の合同大会)を成功裏に開催することができました。サイエンスの質、量、そして多様性の面でも、大変良い大会であったと自己採点しております。大会長をご一緒させていただいた岡部先生、山末先生、関係者の皆様、参加された皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。
また学内では、繁冨英治先生が山梨GLIAセンターの教授に就任されました。大変すばらしく、うれしい出来事でした(新年のお祝いの会でムートンを開けました)。GLIAセンターを世界のGLIA研究拠点にすべく、益々盛り上げていきたいと思います。
同じく学内の活動では、医学部長・医学域長2年目として医学部、大学の運営の舵取りを行いました。舵取り自体は、少しは落ち着いてできるようになってきましたが、なかなか思うようにはいかないものです。焦らないこと、せっかくですので少し小泉色を強くだして自身も楽しむこと、を考えながら運営を行っていきたいと思います。
ラボで現役として迎える新年は今年を含めてあと5回となりました。文字通りカウントダウンが始まりました。「何をやるべきか」ではなくて「何を止めるべきか(何に集中すべきか)」、を考える時期と思います。ただ、本年のラボの恒例の書初めでは「脱皮」と書いてしまいました。まだ様々な変化には挑戦したいと思っています。
地域中核研究拠点で整備していただいたGLIAセンターが入る建物が3月に竣工予定です。ここを起点とし、GLIA研究も自身も脱皮してみたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。