2014
昨年の新年の挨拶に、「いろんな事が遅れ気味です。研究は計画通りにはいかないもの、と今更ですが当たり前のことを噛みしめながら、本年も歩みを止めないでいこうと思います (もはや走れ!と言う感じですが)」と書きました。
昨年は、結構走ったつもりだったのですが、時間も世の中のサイエンスの歩みも私の走力を上回っているような気がしました。
今年は、全力で走る、ことにしたいと思います。
走る誓いのついでに一言。今年は午年です。だから走るとかいう話 ではなくて、私は馬が好きで、学生時代には清里の牧場で馬と (牛も羊も豚もですが)夏を過ごしていたこともありました。
幼少のころより走るのは早かったのですが、短距離のみで長い距離は全くもってダメでした。これは、単にやる気が長続きしない、ということではなくて、長距離を早く走る能力に適性が無かったのだと思います。馬も、短距離走と長距離走への適正は別物のようです。
翻って研究ですが、これは瞬発力と持続力、両者が必要とされる総合芸術であると思います。
幸い研究室には、両者がバランス良く揃っているように思います。
本年は、ラボの総合力で短距離も長距離も走り切りたいと思います。
山梨大学大学院総合研究部医学域薬理 / 山梨大学医学部薬理 薬理学講座 教授 小泉 修一